この記事では、「クリフトンストレングス」という強みがわかるテストを受験した結果を公開するものである。
大まかに、
- クリフトンストレングスとは何か
- テストを受験するきっかけ
- テスト結果、今後どうするか
といった観点で記事を書いている。
はじめに
さて、「クリフトンストレングス」は、「自分の強みが分かる」という製品だ。
有料のため、今までこのテストを受けていなかったが、「書籍」と抱き合わせで「アクセスコード」が封入されている本を見つけた。(アクセスコードをクリフトンストレングスの受験サイトに入力すれば、テストが受験できるというもの。)
コスパもよいと思い購入に至った。
クリフトンストレングスにはいくつか種類がある。
「上位の資質5つのみが知れる」製品であれば、日本円で約4,300円(2026.1現在)する。
「詳細な34の資質」を知るには、約9,700円(2026.1現在)支払う必要がある。
書籍についている「アクセスコード」は「上位の資質5つのみが知れる」ものだが、2,200円+税のため、お買い得である。※残念ながら、「細な34の資質」を知るには、追加課金が必要だ。
購入した書籍名:「さあ、才能に目覚めよう 最新版」,ジム・クリフトン、ギャラップ,日本経済新聞出版,1版:2017、2版:2023。
テスト自体は質問に答えるものなので簡単に受験しやすい。
また、結果に応じたアドバイス的な何かがもらえるので、それは参考になると思われる。
自分の強みへのアプローチ
なぜ、クリフトンストレングスを受験したのか。(詳しい背景は「さいごに」の章で記載。)
私は自己分析を比較的多くしている方なのだが、自分の強みというのがイマイチわからないのだ。
自分と向き合い、どういった時に能力が発揮されたかや、性格的特性から何に強みがありそうとか、想像するだけで、はっきりとした確証はない。
あくまでも経験と想像にしかゆだねられない分析だ。
自分で出した強みや弱みも、はっきりとした確証なく、私にとっては適当なでっちあげである。
なので、自信が持てなくなる。
適当なでっちあげで何とかここまで生きてきたが、自分とちゃんと向き合いたい意識がはたらいた。
なので、強みだけでも、はっきり(?)わかる可能性が高い、製品に賭けてみようと思ったのが発端だ。
テストの結果
さて、早速テスト結果を振り返っていきたい。
各節においては、
①資質に関する私のコメントとイメージ
②具体的な自分のエピソード
③テスト結果のアドバイスを受けて自分が考えたこと
の3つで構成する。
テスト結果を活用するための試みなので、テスト結果の個別レポートの引用は避けた。(テスト結果の引用が営業秘密(不正競争防止法の観点で懸念事項あり)の恐れありのため)
ただ、各項目の特性は上記の営業秘密への懸念を避けるため、【「さあ、才能に目覚めよう 最新版」,日本経済新聞出版,1版:2017、2版:2023。】から引用した。
1.慎重さ
慎重さとは、文字通り慎重な事だと思う。
私の性格からしても、慎重さは所々垣間見える。
性格的にもビビりなので、これでホントによいのか疑問が湧きあがることがある。
だが、これが逆に言えば、強みなのかもしれない。
ホントに大丈夫か、と疑問が湧いたとき、私は上司に必ず相談する。
この慎重さは、会社という大組織の中の小さな意思決定において、会社が実現すべきサービスを適切にお客さまに提供できる可能性を広げる資質だと思われる。
実生活においてはどうだろうか。
慎重なシーンがあるかと言われれば、確かに安全が第一であることを優先し、行動していると思う。
なるべくリスクを避け、日常トラブル(第三者への賠償事故)が起こらないように心がけている。
これも私がビビりな性格からくるものだと思う。
さて、この慎重さは書籍内でどのように解説されているのか。一文を確認してみる。
あなたは用心深く、決して油断しません。(省略)
あなたは世の中が予測できない場所であることを知っています(省略)
「さあ、才能に目覚めよう 最新版」p.117,日本経済新聞出版,1版:2017、2版:2023
おおよそ私が認識していた慎重さと近い。
① 資質に関する私のコメントとイメージ
項目の中で1番最初に「慎重さ」が出てきた。確かに私自身慎重なところはあると思う。行動に移すのは比較的早いが、慎重に物事を考えすぎてしまう傾向はある。
考えるというか悩んでしまうことの方が多い。
解決のために考えるのではなく、理由づけのために悩んでいる可能性が高そうだ。
悩むことと考えることの意義を自分の中でハッキリさせておかねば、悩むことと考えることを混同し、より一層自分を苦しめてしまうかもしれない。
② 具体的な自分のエピソード
具体的には、不安という原動力から、何度もチェックをしていることがある。
仕事で書類を作るが、その書類に誤りがないか、何度も確認してしまうのだ。
逆に言えば生産性がこのチェックのプロセスで大幅に低下している可能性も高い。
私は仕事上、このまま進めて大丈夫か、と立ち止まることがある。
その時は自分の意見も踏まえて上司に相談するクセがある。確かに慎重さが仕事という枠組みで発揮されていると思う。
③ テスト結果のアドバイスを受けて自分が考えたこと
慎重さという資質を自分の強みにするにはどうすればよいのだろうか。
私はマイナスな事ばかり考えてしまう。
この強みを探す試みの中でも、「慎重さがある」と結果が出ても、常に慎重ではないことがあることを想像してしまう。
それは疲れていたり、どうでも良くなっていたり、早く仕事から帰りたかったり。
そういったマイナスな時に慎重さを発揮できるかと言われれば、微妙なのだ。
では、通常時にこの慎重さを強みにする方法はあるのか。
性格特性上、不安や疑問を感じれば立ち止まれるブレーキが備わっていると自覚する。
それがおそらく私の慎重さという資質であり、それが何らかの形で作動したとき、強みに変わっているのだと思う。
あくまでも自然の流れに身を任せているが、私の性格上、必ず「不安や疑問を感じれば立ち止まれる」と思う。
そこが私の慎重さの原点だと思う。
意図を持って活用するならば、リスクの分析や、危険性がないかをチェックしたり洗い出したりする習慣を日ごろからするようにしておくことだろうと思う。
2.原点思考
聞きなれない言葉が出てきた。
原点なので、もとあったところというニュアンスがあるのだろか。
あなたは過去を振り返ります。(省略)
現在を理解するために過去を振り返ります。
「さあ、才能に目覚めよう 最新版」p.64,日本経済新聞出版,1版:2017、2版:2023
① 資質に関する私のコメントとイメージ
過去の事例から、現在を理解しようと私はしているのか。
自分の体験ベースで振り返って、意味付けしたりすることはあるかもしれない。
だが、現実で発生している物事に対して過去のケースを思い出したりして理解することに努めているのだろうか。
② 具体的な自分のエピソード
ひねり出してみるならば、当初の目的は何だったのか、とか組織の目的は何だろうか、という根本から今の自分の仕事を振り返ることが多い。
組織としての自分の役割を自覚し、何を達成していれば問題ないのかを考えることはある。
生きている中で、定期的に今自分がやっていることが分からなくなる時がたまにある。
そういった時も自分がどんな価値観を持っているのか見直す機会になる。
③ テスト結果のアドバイスを受けて自分が考えたこと
原点思考に関しては私自身、あまりピンときていない。
意識的にこの資質がどのタイミングで発揮されているかを観察したい。
3.収集心
これはなんとなく、情報を集めたりする私の特性を表していそうだ。
エッセンスや知識の収集、とくに収集している実感はないが、興味のある情報であれば比較検討し、収集に時間をかけている気がする。
あなたが収集するのは、情報―言葉や事実、書籍、引用文かもしれません。
あなたは物や情報を手に入れて集め、整理して保管し続けます。
「さあ、才能に目覚めよう 最新版」p.107-108,日本経済新聞出版,1版:2017、2版:2023
① 資質に関する私のコメントとイメージ
この収集心は心当たりがある。
読書は良くする方だし、気になった言葉や新たに発見した概念、知識をノートにまとめている。殴り書きする用のノートと整理するためのノート(清書して情報をそぎ落とす)で使い分けている。
② 具体的な自分のエピソード
上記のコメントと似通てしまうが、他にも自分の感情(快、不快)、市場や経済の動向、疑問や問いをまとめて情報収集するノートなど。いろいろなノートを作り、外部の情報や自分に関する情報(感情)をまとめたり、整理したりしている。
ほかにも、クラウド上のメモを活用し、情報収集したりする。
③ テスト結果のアドバイスを受けて自分が考えたこと
収集心は単に好奇心からくるもので、だれからも命令されず、自分がやりたいままに好き勝手にできる趣味のひとつかもしれない。
情報収集してまとめたりして、自分が満足すればよいという認識だ。
だが、ほんとに収集しかしておらず、考えたりすることは稀かもしれない。
考えることは何かと問われると、その情報に対して自分の意見を持ったり、疑問を持つことだと思う。
だが、考えることを義務化してしまえば、この収集という自然に自分が為していることに面白みを感じなくなるだろう。時に考えたくなったり、意見が自然と内側から出てくるならば、そのタイミングで考えるということをすればよいと思う。
4.内省
内省は確かによくある。自分で反省会を開いている。心当たりがありすぎる。
あなたは考えることが好きです。(省略)
あなたはひとりの時間を楽しむ類の人です。なぜなら、ひとりでいる時間は黙想し内省するための時間だからです。
「さあ、才能に目覚めよう 最新版」p.169,日本経済新聞出版,1版:2017、2版:2023
① 資質に関する私のコメントとイメージ
私はひとりの時間を楽しんでいると思う。
性格的特性もあると思うが、ひとりの時間は落ち着くし、なににも邪魔されない状態で、あれこれ考えなくてもよい。
こうした時間を私は意図的に確保するようにしている。
前節の「収集心」と重なる部分があるが、ノートに向かい感情を記録したり、問いを立てて考えてから、ある程度答えを持った状態で調べ物をしたりだとか。
なので、収集心と内省の組み合わせは私の強みなのかもしれない。
② 具体的な自分のエピソード
また、この内省の強みを活用するアイデアとして、
哲学や文学、心理学の勉強を始めたり、続けたりすることを考えてみてください。
「さあ、才能に目覚めよう 最新版」p.171,日本経済新聞出版,1版:2017、2版:2023
といった助言があった。
まさに私は2026年に入ってから哲学ブームが来ており、言われなくとも哲学を学んでいるのだ。
強みを科学的に知る機会にしようと思い、このクリフトンストレングスを受けたが、自分の強みというのは自然に発揮されているのだなぁと感心した。
③ テスト結果のアドバイスを受けて自分が考えたこと
内省は良くあることなのだが、考えすぎてマイナス方面に行くこともある。
そういった時に悩みと混同してしまい、沼から抜け出せなくなる。
この特性を生かすためには、今まで通りひとりの時間を意図的に確保し、自分の考えを醸成し、他者や世間と乖離がないか、極端な考え方になっていないか、定期的に振り返る必要があるだろう。
そのためにも耳が痛いことにも目を向けて積極的に情報を入手する必要がある。
私は今までの読書やYouTube動画閲覧など、基本的に自分の意見を肯定的に捉えられるものや、考えが近しいものばかりを選んでいたように思う。
なので、思い切って、まったく別角度のもの(自分の意見とは反対のもの)も自分の中に取り込もうと思う。
5.適応性
適応性とは何だろうか。
私自身周りに合わせることで精いっぱいだが、確かにその環境に適応していく力がないと言ってはウソになるかもしれない。
あなたにとっては、いまこの瞬間が最も重要です。(省略)
将来というのは、いまあなたが行う選択によって変わっていくものだと考えています。
「さあ、才能に目覚めよう 最新版」p.164,日本経済新聞出版,1版:2017、2版:2023
① 資質に関する私のコメントとイメージ
適応することは重要だが、私は適応するために多くのストレスを感じる。
適応力が資質の上位5番目にランクインしたことはなんとなく違和感を感じている。
理由は、適応力が自分にあるとは考えたこともなかったからだ。
② 具体的な自分のエピソード
エピソードで考えると、適応力が発揮された瞬間を探れるかもしれない。
思い返せば、いきあたりばったりの人生を歩んできたと思うし、そのときの最善の選択が未来を作ったとも振り返っている。
特に現状打破のため、転職にチャレンジしたり、アーリーリタイヤのために給与の大部分を株式や投資信託に回してみたり。
選択の結果責任は私が負う。
しかし、常に変化する自分の感情や社会情勢で計画通りに行かないことは多々ある。
私はある程度の行動計画を立てて、行動しているが、その時々によってなすべきことが異なる。計画通りに行くことはほぼないので、自分の定めた理念的なものに立ち返って、再度考えて、選択をしている。
抽象的になったが、おそらく「原点思考」と「適応性」の組み合わせによって、私は理念ベースでその時々の行動の選択を吟味している可能性もある。
③ テスト結果のアドバイスを受けて自分が考えたこと
過去のエピソードと結び付ければ、時分の強みがどんな時に発揮されているかを知れた。
適応力はその環境や状況への適応力だと理解している。
変化の激しい世の中なので、適応できる力を持っておかねば、私の生存戦略にもリスクが生じると思っている。
さいごに
ただの私の感想で、根拠はないのでご了承いただきたい。
組織における人材開発の観点
さて、このクリフトンストレングスを受験してみたが、本来であれば組織開発、リーダーシップ、人材育成の観点で、おそらく企業や組織が主体となり、従業員にテストを受けさせるものだと思う。
それか、マネージャー、エグゼクティブといった組織の中核的人材の活用強化のために用いる、強み再認識のテストなのかもしれない。
組織目標や企業の目標がはっきりしているならば、その目標に合う人事異動や仕事につかせるといった、適性の観点で組織パフォーマンスを上げる糸口になるかもしれない。
ただ、私が思うのは企業における人材開発は、トップダウンではなく、ボトムアップ的要素が強いのではないかということだ。
現在は上から、こういった仕事をしてみないか、と声がかかり、最終的にはボトムアップ的に各々が手を上げて、やるかやらないか、といった意思表示を会社に示すことが一般的になりつつあると思う。
逆に手を上げなければ、チャンスというのは巡ってこない可能性もありうる。
もちろんやりたくない人に組織リソースを割くのは組織と従業員の双方に逆効果である可能性は高い。
だが、個々人の従業員の強みを組織が把握しておかねば、その人の本来持っている強みを基に、どういう風に仕事をしたら効果的かというフィードバックができない確率が高まる。
あくまでも仕事に対する目標が到達できたかというフィードバックに終始し、本来的な人材活用の議論がなされないのではないかと感じる。
資本主義的に考えれば、組織が従業員個人にそこまでしてやる必要はなく、ただ経済合理性と組織内の競争(手を上げる上げない)により、人材選考し、生き残った者を次のふるいにかける方が効率的だと思う。もちろん成果が直接数字に表れるような業種であれば、その成績を基に効率的にふるいにかければよいだけである。
そこに人材活用の限界を感じる。
組織が組織内の個人の強みを把握しておくことで個別フィードバックをし、強みを認識させたり、活用のヒントを与えたりする方が、お互いにとってもよい気はする。
そういった機会はおそらく、エグゼクティブな働き方をしている人にしか必要がないのかもしれないが、強みを知る機会があれば、従業員も考えやすくはなると思う。
自分の強みは何か、どうやったら仕事に行かせるか。
自ら強みを知る
自分の強みの認識は、仕事だけではなく、人生を通じて強みを伸ばしたり、組み合わせたりして活用できる資産だと感じる。
私がこのクリフトンストレングスを受験した背景には、自分の強みを組織が主体的に開発するわけではないと感じさせられたからだ。
もちろん、自らが定めた目標の達成度合い、成長度合いのフィードバック、改善点の共有などはある。だが、自分自身の強みとは何か、それをどう仕事に活用し、どういうシーンで活用できるのか。そういった視点が抜け落ちていると感じた。
組織的フィードバックを経て私が感じたことは、評価をつける管理者のための仕組みであり、個人の人材開発的の要素が抜け落ちているのではないか、と違和感を持った。
もちろんここまでは文句たらたらなのだが、こうした違和感に気付けたのは幸いだった、ではどうやったらよいのか。
自分が変わる方が簡単だというアドバイスをどこかで受けた気がするので、自分で知ればよいだけだった。
その時に調べていきついたのが、クリフトンストレングスだった。
別に宣伝するわけでもないし、みんなもこのテストをした方がいいと勧めるつもりもない。
ただ、自分の強みを自分のひとりよがりではなく、調査や研究の結果からある程度の科学性に基づき、診断が出る。
自分だけで自己分析をしない。
他者の力を借りることができるのだ。
組織で受験すれば、人材育成の知見や専門性のある方からのフィードバックがもらえるかもしれないが、私は個人で受験したため、どのようにこれらの結果を強みとして活用していくか、自分で検討せねばならない。
そのためのツールとして【「さあ、才能に目覚めよう 最新版」,ジム・クリフトン、ギャラップ,日本経済新聞出版,1版:2017、2版:2023】の中には行動に関するアドバイスが掲載されている。
まずはそれらのアドバイスを基に、自分で考えて行動に移すことから始めてみる。
クリフトンストレングスは、個人でも受験可能なので、余力や興味があれば受験してみるのもおもしろいかもしれない。

