ビジネス書コーナーでは、大抵「あなたに足りないものはコレです」系の本が多いです。
変化スピードが速い世の中ですで、知識のアップデートやスキルを学びなおすことは自然なのかもしれません。
ふと、疑問が湧きあがります。
・常に足りない状態でなければ、成長というのは望めないのか。
・一定の満足で止まってしまえば、それ以上の消費や投資が滞ることを世の中は是としないのか。
自己啓発はきもちよい
自己啓発本は、「読むだけではなく、実行することが大切」という決まり文句があります。
しかし、ほとんど実行に移せないのが現実です。
人によって、いろいろ悩みや課題があります。
コンビニエンスにサクッと自分が読みたいことが書かれていれば、自己啓発本を買って読んだ後の満足感は高まります。(実体験)
マーケディング的に満足感が高まる言葉を並び立てられており、自分が読みたいことが書かれているので、気分がよくなります。
私の場合、自己啓発本を読んで満足するので、行動に起こすことはほぼないです。
次から次へと出てくる自己啓発本を買います。
まさに、優良顧客です。
満足するな
そもそも出版業界に関わらず、お客様に満足してもらっては困る業界は多々あります。
お客様が今の状態に満足すれば、販売機会が失われ、お金が回りません。
何かしらかの欲求を常に持ってもらう。
次から次へと、あなたには何かが足りない、と問いかける。
足りないものを、私たちなら満たしてあげられるとうたい、サービスや製品を売る。
道具として使う
さて、自己啓発本は決して悪ではありません。
私に刺さる言葉があれば、脳汁が出ます。
脳汁が出るので、よさげな自己啓発本を買うというサイクルが出来上がります。
中には学びになって、考え方を変えるきっかけになったりします。
考え方の変化は柔軟性があるとも言えます。
家-職場の往復だけでは触れる情報、景色、関わる人は一定です。
かといって、私は内向的なため、パーリーだ!と言って街に繰り出すわけでもありません。
それでは余計に疲れてしまいます。
私がとれる策は、考え方を変化させるきっかけに出会うことです。
それが本を買うということでもあります。


